STORY
子供たちは巣立ち、それぞれが新しい家族を持ちました。これからはご夫婦2人きり。
人生のセカンドステージが始まります。
住み替えるとしたらマンションが良いかな。でも、やっぱり平屋の戸建てが良いかな。これから暮らす家についてご夫婦で考え始め、ご相談したご友人が弊社でお家を建てたOB様でご紹介いただきお会いしました。
奥様はフラダンスの先生。生徒さんを呼んで教えられるスペースが欲しいな。子供たちが孫を連れて遊びに来ても楽しめる家が良いな。
旦那様は今まで仕事一筋の人生。第二の人生は余暇を楽しみたい。リゾート感を味わえる家にしたい。あとは、贅沢だけど書斎が欲しい。
ご希望、ご要望を伺い、さて、楽しく暮らす家づくりが始まります。
ブティック?いえ、教室です。
フラダンス…ハワイアンズでファイアーダンスのあとに見たことがある。ほぼ知らない世界のため、調べるところからスタートです。踊りとしては左右への動きに幅があり、両手も大きく動かす。大きなスペースが必要だと分かりました。しかし、マンツーマンで教えているので、特に大きなスペースは不要ですとのこと。
そこで、玄関とリビングと吹抜けが見える位置に中二階を配置し、5帖ほどのスペースを作りました。広くはないけど目線がぬけるため広くみえる。踊りの教室なので壁に鏡を付けたことでもっと広く見える。大きな鏡ではなく縦長の鏡を並べたことで、ブティックみたいにちょっとお洒落な空間は、先生も生徒さんもテンションが上がる教室です。
大勢で遊びに来てね。
子供たちが家族を連れて遊びに来ても、ご夫婦のお友達やお仲間がたくさん集まっても、みんなでワイワイ楽しめる22帖の大きなリビング。大きな窓を2つ付け、天井は少し高めの2.6m。大きな吹抜けもあり、帖数以上の広がりを感じさせてくれます。
ご夫婦2人の時は少し大きいリビングも、カウンターを兼ねたペニンシュラタイプのキッチンに並んで座り、本を読んだり、お食事したり、コーヒーを飲んだり。ちょっとのんびりカフェ気分が味わえます。
オープン。だけど、私の書斎。
様のフラダンス教室は中二階。その下にリビングと繋がる旦那様の書斎を造りました。2.1mと少し低い天井は、本を読んだり、ちょっとしたお仕事をしたり、心地よく、落ち着ける空間です。道路から離れた場所としたことで、オープンだけどとても静かな書斎です。家の中で目線の抜けを考え、天井に高低を取り入れ、空中に浮いたつり橋のような廊下、白木調の床とパステル系の明るい内装、濃い木目調のドアやブロック調のガラス戸など、家だけど家じゃない。ご夫婦も、遊びに来る人たちも、みんながリゾート感を味わいながらワクワクできる。素敵なお家が出来ました。