STORY
四角い土地に、あえて斜めに建てられた細長い住まい。ココリの建築家の家です。
24坪+ロフトの小さな空間に夫婦と3人の子供。その家には坪数から想像できない自由な空間が広がっていました。
無垢材の床を、外で遊ぶように裸足で駆け回る子供たちが印象的でした。
「前の団地暮らしのときは、子供が少しでも走ると怒っていました。でも、今では一緒に走り回っています。」
天気の良い日の朝食は2階のテラスで。休日は庭でBBQ。
共通の勉強スペースや、みんなで使う大きな一つの収納。全部を共有することにより、一人一人がちゃんと使うような仕掛けです。
建築家ならではの仕掛けがたくさんありました。
リビングと繋がるテラス。
目の前に広がる小学校の桜並木が借景になるように2階に配置したリビングには、朝から太陽の光がたくさん入ります。そんなリビングと繋がった大きなテラス。
天気の良い日は外ごはんの日。
毎日のごはんが特別な時間になります。
子供用のボルタリングとカラフルな雲梯。
むきだしの板には、ボルダリング用のパーツ。それを登ると雲梯にたどり着く。3歳の長女はまだ登れないけれど、お母さんに抱えられ得意そうに雲梯を渡っていました。
もしかしたら体操が好きになるかな、子供の成長を見届ける嬉しさが詰まっていました。
奥に飾ってある子供の絵は、雲梯と同じ色でした。
子供の感性は家で育つのかもしれません。
家族みんなが使う書斎
リビングの奥には、畳の書斎。造作の長机の下に足が降ろせて、思い思いの作業もできます。疲れたら寝っ転がりながら本も読めるのは和室ならでは。扉を開いたままにすれば、キッチンからも見渡せる空間なので、お子さんが宿題をしている気配も感じられます。